2016年12月2日
スキンケアカウンセラー・エステティシャン&「顔ダンス」講師 の 榎戸なおみ です。
イオン導入はエステやクリニックでかなり一般的に行われる施術になりました。
最近ではご家庭用のエステ機器にもイオン導入が出来るもの沢山あります。
例えば今は“スクライバー”というお肌の汚れを超音波で取るものにホームケア用があり、これにイオン導入モードがついていたりしますね。
ホームケア用と業務用の違いは主に出力などのパワーの違いです。
簡単に言うと導入方法が違うのですね(^^;
◎超音波導入とは・・・
超音波の美顔器に美容液などの有効成分を乗せて真皮層まで届けるものです。
周波数の違いで効果は変わりメガヘルツ(MHz)という単位で表します。
数字が低い方が振動の幅が大きい為、お肌の奥に届きやすくなります。
1MHz=1秒間に100万回もの振動がありますが、振動が大き過ぎ(;’∀’)
お腹やお尻のように脂肪や皮膚が厚い場所には適しているけど
顔に使うと脳みそまで振動が影響するので向いていません。
逆に5MHzまでいくと振動が小さすぎて有効成分が入りにくくなります。
きちんと真皮層の細胞に届けるお顔に丁度良い周波数は2~3MHz位でしょうか。
上に書いたスクライバーはこの超音波の振動を利用してお肌の奥に残った汚れや
肌表面の余分な角質を落とすものです。
マッサージ効果、温熱によるターンオーバー促進、
線維芽細胞を活性させるなどの効果が期待できます。
使える化粧品はイオン化されていなくてもOKですが
コラーゲンなど分子の大きいものはやはり不向きです。
ナノ化・低分子化などの表記があり添加物の少ないものがオススメです。
とは言え、イオン導入に使うものよりは大きな分子でも入っていけて、油溶性もOK。
なのでビタミンAとか油溶性ビタミンC、オイリーさんの毛穴の開きを小さくするグリシルグリシンなども使えます。
◎イオン導入とは・・・
ちょっとややこしい書き方になりますが。
お肌には層があり、表面の角質層は酸性で(+)イオン、顆粒層はアルカリ性で(-)イオンを持ち反発し合っています。
角質層とその下の顆粒層の間には微弱な電気が流れていますが、これによって外部からの異物侵入を阻止しているのですね。
という事は、美容成分も入らない(;・∀・)
イオン導入機の微弱電流を流すとこの二つの層が中性に寄ってくるので反発が弱まります。
そうなれば間に流れていた電気も弱まってくるのでその隙に美容成分を送り込む訳です。
美容成分を送り込むにはイオンの力を借ります。
イオンは磁石と同じような反発作用があるので(-)イオンを持つ美容成分には(-)の電流を流すことで反発し合い押されて肌の奥に入っていくのですね♪
使える化粧品はイオン化されていなければ導入できません。
分子が大きいものもダメなのでコラーゲンやヒアルロン酸などはそのままでは不向きです。
やはりナノ化・低分子化され、イオン化してある専用化粧品が必要です。
また、水に溶けて届けるので水溶性でなければなりません。
なので油溶性のビタミンA、C、Eなどは使えませんね。
ビタミンC誘導体(水溶性)は非常にイオン導入に適しています。
色素沈着の軽減、小じわやハリなどにも有効ですよ。
その他、ターンオーバーを促進してキメを整えてくれるプラセンタなんかもオススメです。
と、カンタンに説明しましたがお分かり頂けたでしょうか?
codino◆naomi. ではどちらの機器も取り扱っています。
取り扱っている化粧品ダーマロジカには超音波&イオン導入出来るものが沢山ありますのでお客様のお肌を見て使い分けております。
ホームケアで利用される時も目的によって使い分けすると良いですね(^^♪
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