2017年5月1日
スキンケアカウンセラー・エステティシャン&
「顔ダンス」シニアインストラクター の 榎戸なおみ です。
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先日開催したのスキンケアセミナー【役立つ!使える!大人の美肌美人塾】で受講者様からこんなご質問を受けました。
お嬢様のニキビ改善に病院でも処方されているのだからニキビも治してくれるだろうと「これを塗っとけば治るよきっと」と大きなワセリンを購入したとのこと(笑)
でもなかなか改善してこないので聞いてみようと質問されたようです。
結論からいうと、答えはノーです!
どうしてか?の前にワセリンが何者なのかを簡単に説明しましょう。
このワセリンという名前は商品名で、正式にはペトロラタムと言います。
原油を分別蒸留して得られる蝋(ロウ)に潤滑油の重質留分を混ぜた半固形状物質で主な成分は炭化水素類です。
軟膏や化粧品の基材などの他に錆止めとして使われています。
ワセリンはこれを高度に精製したものです。
ワセリンは黄色⇒白色⇒透明の順で精製度が高くなります。
お値段もこの順番で高くなります。
石油系というと心配な感じがするものですが、一般に薬局などで購入できるものは精製度が高いので基本的には安全です。
また、不純物が少ない(透明なほど)油焼けも起こしにくくなりますので顔に塗る時はより精製度の高いものを選びましょう!
皮膚科では皮膚に傷や火傷やひどい乾燥など何かしらの疾患があって処方されます。
ワセリンはお肌の角質層の水分蒸発を防ぐ為に使うのです。
応急処置ですね。
水分蒸発を防ぐから保湿してくれる、というイメージがスキンケアに良いと思われている要因に繋がっているようです。
でもワセリン自体には水分補給や栄養を与えたり、皮膚のバリア機能を高めたりする機能はありません。
スキンケア化粧品として向かない主な理由はここです。
積極性がないですからね。
理由は他にもあります。
副作用として報告されているものとして、長期使用により敏感肌やアトピー性皮膚炎の方は痒みやピリつき、赤みなどの症状が出る事もあるようです。
また、精製度が高ければ油焼けは起こしにくいとはいえ、紫外線に当たることで酸化して油焼けは起きてきます。
以前、長くワセリンをスキンケアとして使っているという方の肌がなんとなく黒っぽかったという事を覚えていますが、あれは油焼けだと思われます。
更に長期使用は徐々に毛穴詰まりを起こします。
どうしてもミネラルオイルに代表される石油系の油は毛穴を詰まらせる傾向にあるからです。
もちろんニキビには毛穴を余計に詰まらせてしまいますからNGですよ(;^ω^)
あまりにひどい乾燥や敏感状態など、一時的な保護の為に使うのは何の問題もないので上手に使い分けましょう!
先にも書いた通り、ワセリン自体に保湿やお肌の改善効果はないので症状が治まってきたらいつものスキンケアに戻してくださいね~
やはり肌の健康維持と美肌の為にスキンケアの化粧品は作られているのですから用途が違うのです♪
*****5月の講座の日程です*****
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~理想の美肌への第1歩!お肌の健康を保つ自分だけの化粧品の選び方・使い方~
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受講料;3,500円(税込)
5月10日(水) 15:00~17:00
5月27日(土) 10:30~12:30
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『個人レッスンに近い少人数レッスン(3名限定)』
・5月10日(水)10:00~12:00
受講料 15,000円
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受講料 7,000円