2019年7月17日
こんにちは。
健康も美も脳まで栄養で整えて丸っと若返らせる!
栄養&美容コーチ 榎戸なおみです。
これから夏本番ですね~
今私が気になるのはお尻と二の腕ね・・・
そう、どちらもセルライトのせいよね!
という訳で、今日は
セルライトを効果的に減らしてくれる
【キャビテーション】を受けるにあたり
注意が必要な人についてお話しします。
受けたことのある方はサロンからきちんとした
説明を受けていると思いますので、
今回は初めてトライしてみようか!
という方に向けて注意してほしい点をお伝えしたいと思います。
◆キャビテーションとは?
キャビテーションは体重を落とすというよりは、
超音波を当ててセルライトをピンポイントで叩く
ダイエット効果を持つものです。
そもそもセルライトとは皮下脂肪の間に
老廃物やコラーゲンが堆積して固まった状態のもの。
代謝が落ちてくる中年以降、
痩せていようが太っていようがついてくる厄介ものですわ。
固まったセルライトはちょっと揉んだ位では取れない・・・
そんなセルライトをキャビテーションの
超音波震動が脂肪細胞の膜を破壊して
脂肪滴(ほぼ中性脂肪で出来ている)を乳化させます。
乳化した脂肪滴はリンパ管から乳糜管へ入り
静脈を経由して肝臓へ届けられます。
肝臓で更に分解され貯蔵されたり血流に乗って
必要な組織へ再度利用されたり不要であれば
尿となって身体の外へ排泄されます。
肝臓の仕事は沢山あって解毒とか
胆汁を作るとかの他に物質の代謝も行います。
肝臓に到着した破壊された脂肪滴は代謝して
排泄させる為に更なる分解作業に取り掛かりますが、
食事で送られてくる以上の脂肪細胞が一度にくるので
一時的に肝臓に負担がかかります。
普段でも肝臓は色々と仕事をしているので、
オーバーワークを防ぐために次の施術には
3日程空けるのが理想です。
ただし、これは肝機能が正常な方の話ね!
下記に挙げたような自覚がある人は
キャビテーションの施術は要注意です。
例えばいつも受ける血液検査で
●γ-GTPの数値が高めの方(尿素窒素 < γ-GTP)
●脂肪肝(ASTとALT共に30以上ある、AST<ALT)
なんてのも肝臓が疲れているかの一つの指標になりますよ。
他には
●身体に炎症がある(虫歯、歯肉炎、アマルガム、上咽頭炎、副鼻腔炎など)
●飲んべえである
●慢性疲労がある
とかね。
肝臓は物言わぬ臓器だから痛みなどは最後まで訴えません。
だけどこんなことから肝臓の状態を予測できるのです。
一方、破壊された脂肪滴が血中に流れることも!
この場合は血中の中性脂肪の濃度が高まります。
ここでの問題は血管壁にプラークとして
脂肪が堆積してしまうことです。
結果、脳なら脳梗塞、心臓なら心筋梗塞を引き起こす
可能性を忘れてはならないということです。
施術を受けない方が良い人は生活習慣病を持っている、
または持っていそうな人。
●血圧が高い
●中性脂肪が高い(100前後)
●糖尿病
●高血糖(HbA1c4.5~5)
●酸化ストレス
●全く運動していない
●タンパク質の摂取量が少ない or 消化力が弱い
など何かしら不安がある場合。
効果も高い分、リスクもあるキャビテーション。
今回は体調面からのリスクをお話しましたが
妊婦さんであったり心臓にペースメーカーが入っている
などいくつかの禁忌事項があります。
サロンの問診だけでは自覚のない場合、
リスクに晒されてしまうこともあるかもしれない・・・
血管リスクについては酸化ストレスや
タンパク質の摂取・吸収状態もご自身でいつもの
健康診断の数値から予測も立てられます。
(こちらは近いうちにセミナーで)
自分が受けられる身体かどうか?
しっかりと確認してから安全にセルライト退治をしてね~
◆現在募集中のセミナー
「分子レベルのアンチエイジング・正しい知識とアプローチ法」
~分子レベルの栄養から考える健康と美容の本当のはなし~
7月30日(火)【満席】
8月 7日(水)、 8月19日(月)、 8月28(水)