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脳・カラダ・顔を丸っと若返らせる

栄養＆美容コーチ 榎戸なおみです。

 

 

昨日の分子栄養学の勉強は

この腸内フローラを移植するお話で

元気な腸の人のウンチを移植して

疾患のある人を元気にするというもの。

 

 

その大元の考えは

腸内細菌叢の乱れ「ディスバイオーシス」が

全身疾患の原因になっているから。

 

 

非常に面白い話でしたので

このお話はまた今度改めて。

 

 

 

さて、最近やたら腸内細菌、腸内細菌と

流行り言葉のように聞こえてきますが

そもそも腸内細菌ってどこに住んでいるのか

考えたことありますか？

 

 

 

腸内細菌の分布図

 

おおざっぱにい言うとそれぞれの菌にとって

住みやすいところの粘液層に住んでいます・・・（笑）

 

 

大半は回腸という小腸の終わりあたりから

大腸にかけて様々な腸内細菌が種類ごとにまとまって

腸内の壁面にビッシリと住んでいます。

 

 

この腸内細菌叢がお花畑のように見えるから

「腸内フローラ」と呼ばれているのはＴＶでも

よくやっていますね。

 

 

 

 

 

 

 

多い人で約１０００種類、

１００兆個の細菌がいるそうですが、

ウンチの半分はこれら細菌か

またはその死骸だそうですよ。

 

 

人が食べたものを胃や十二指腸で消化して

さらに小腸で分解して栄養を吸収します。

 

 

その後、余った水分や消化できなかった

食物繊維などを大腸へ送りウンチとして外へ出ます。

 

 

 

小腸と大腸に住んでいる代表菌

 

｜ 小腸に住んでいる菌：乳酸菌／善玉菌

 

・酸素があっても無くても生きる（通性嫌気性菌）

・乳酸捍菌（ラクトバチルス属）が多く住み着いている

・ブドウ糖をエサにして大量に乳酸を産生する菌

・１億～１０００億個いる

 

小腸の腸管の内側には免疫細胞が

約５０％も存在しているため

高い免疫機能があるので元々細菌が少ない。

 

 

｜ 盲腸から大腸に住んでいる菌：ビフィズス菌

 

ビフィドバクテリウム属／善玉菌

・酸素が嫌い（偏性嫌気性菌）

・１兆～１０兆個いる

・オリゴ糖をエサにして酢酸と乳酸を生産

 

乳酸菌と同じような性質をもつ菌／日和見菌

バクテロイデス菌やユウバクテリウム菌、

連鎖球菌属なども有名。

 

 

｜ 大腸に住んでいる菌／悪玉菌

 

黄色ブドウ球菌、バクテロイデス菌毒性株、

ウェルシュ菌、大腸菌毒性株など

・アミノ酸からアンモニアを産生

・発がん物質や毒素を産生

 

 

 

いつも椅子取りゲームで取り合い

 

腸内フローラはいつも一定の割合で

共存していて健康な人なら善玉菌が優位です。

 

 

善玉菌＝20％

悪玉菌＝10％

日和見菌＝70％

 

 

住み心地の良い場所をめぐって

善玉菌と悪玉菌はいつも自分の

陣地を増やすため戦っています。

 

 

 

 

 

 

腸内細菌は善玉が優位なら悪玉は減り、

悪玉菌が優位になれば善玉が減る仕組みで

悪玉菌が増えすぎると全身疾患のような

不調を招きます。

 

 

また、日和見菌はその名のとおり

どっちになろうかな～といった菌で

善玉菌が優位になるとガンや病気を

防いだりと良い仕事をします。

 

 

 

酪酸菌と短鎖脂肪酸のすごいパワー

 

中でも日和見菌は酪酸を産生するものが多いらしい。

 

 

酪酸は酪酸菌（宮入菌）の産生物質で

リーキーガット（腸漏れ）を改善したり

腸内を弱酸性にして乳酸菌やビフィズス菌が

住み良い環境にしたり。

弱酸性になるとミネラルの吸収率も上がります。

 

 

これは酪酸菌が産生する「短鎖脂肪酸」の仕事。

短鎖脂肪酸の仕事は他にも

肥満予防や免疫機能の調整など腸内環境を

快適にしてくれます。

 

 

＜腸内で産生される主な短鎖脂肪酸＞

酪酸、酢酸、プロピオン酸

 

＜短鎖脂肪酸を産生する菌＞

酪酸菌、ビフィズス菌

 

強ミヤリサン錠(330錠入)

普通のドラッグストアで売ってます。

 

 

 

◆まとめ

こんな感じでそれぞれに住んでいるけど

主には大腸に住んで色んなものを産生して

宿主に影響を与えるのが腸内細菌ですから

環境は自分が食べたもので決まりますね。

 

・食物繊維はしっかり摂る

・酪酸菌（宮入菌）「強ミヤリサン」を飲む

・乳酸菌やビフィズス菌を増やして日和見菌を味方につける！

・食事の見直し

・毎日２回バナナ位の綺麗なウンチが出るまでがんばろう！