栄養|日本人の4割はお酒に弱いはアジア人特有体質

2020年7月9日

脳・カラダ・顔を丸っと若返らせる

栄養&美容コーチ 榎戸なおみです。

 

 

分子栄養学を勉強してつくづく

肝臓って健気だな~と思う今日この頃です。

 

 

健気さはいくつもあるけど最初に思ったのはこのこと。

 

 

自分の中に大量のグリコーゲンという

エネルギーの材料になるものを蓄えてるのに

自分は使わないんですよね。

 

 

グリコーゲンは全身の細胞へお届けする大事な商品

なのね。

 

 

 

 

 

 

自分は何をエネルギーにするかというと

アミノ酸から分解されて作られるαケト酸

という化合物。

 

 

これがエネルギーを産生するミトコンドリア

の中で行われるTCAサイクルで使われて

エネルギー(ATP)を産生しています。

 

 

TCAサイクルで代謝される時に

アンモニアと尿素に変換されて

最終的には老廃物として体の外に排出されます。

 

 

人体って本当に高機能に出来てる。

どうやって単細胞生物からこんな仕組みにまで

仕上がったのでしょうか?

 

 

 

日本人の4割はお酒に弱い

 

因みにアルコールの代謝はどうなってるのか?

 

 

 

 

 

アルコールは肝臓で分解される、

というのはよく知られている話です。

 

 

液体であるアルコールは飲んだらすぐさま

胃や腸で吸収された後に肝臓へ!

 

 

まずアルコールはアセトアルデヒドに分解される。

こいつの毒性が強い!

 

 

頭痛、吐き気、ドキドキ、

紅潮なんかはこれのせいね。

これをフラッシング反応と言います。

 

 

このアセトアルデヒドを分解するのが

ALDH2(アルデヒド脱水素酵素2)。

 

 

通常、アセトアルデヒドが酵素によって分解され

最後は二酸化炭素と水に代謝され

呼吸や尿として排出される。

 

 

だけど、日本人の40%は

この酵素の働きが弱い低活性型らしい。

 

 

さらにそこから4%の選ばれし者は

酵素が働かない不活性型タイプ。

 

 

これ、私。

物凄く呑兵衛に見られますが。

 

 

よく聞くアセトアルデヒドを分解する酵素

ALDH2の活性がない人はアジア系にしか

存在しないアルコール体質というのは本当みたい。

出典:醸協(2014)飲酒と健康

 

 

遺伝なので鍛えてどうこう出来る問題ではないですよ。

 

 

だから飲めない人にお酒を無理に勧めるのは

毒盛ってるのと同じだからやめましょうね(笑)

 

 

でもね、上野や神田にいる

大量の酒を飲むオジサマ達を見ていると

日本人の約半数近くの人が

お酒が弱いなんて全く思えないんですけどね。

 

 

厚生労働省e-ヘルスネット参照

 

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