2020年11月12日
脳・カラダ・顔を丸っと若返らせる
栄養&美容コーチ 榎戸なおみです。
お客様が潰瘍性大腸炎になってしまいました!
そう言えば安倍総理の辞任理由もこれでしたね。
実はちょうど、「免疫系疾患」について
勉強し直していたところで
潰瘍性大腸炎も登場してるところです。
お客様も今のところ対処療法しかなく、
薬で抑えているとの事でした。
分子栄養学の勉強を始めた頃、
免疫系疾患の治療方針は、
「免疫の正常化」と「副腎のケア」がメインとなること、
その中で絶対に外せないのが
「ミトコンドリア機能改善」と教わりました。
副腎から出るストレス対抗ホルモンの
コルチゾールは自己免疫を抑えるので
正しく機能していれば自分を攻撃しないようにしてくれます。
ミトコンドリアは免疫応答に関わっていること、
自然免疫のプラットフォームとして機能している
ということがあるようです。
これは潰瘍性大腸炎のみらず
免疫系のアトピー やリウマチ、掌蹠膿疱症にも
同じことが当てはまります。
まぁ実は何でもそうなのですが、
まずは腸内環境改善です。
それは抹消免疫の60〜70%が腸にいるから。
便秘は改善させないと!
乳酸菌などのプロバイオティクス、
そのエサになる食物繊維は積極的に。
理想はバナナ位の大きさで
キレイな黄土色~茶色のウンチを1日2回です。
便秘症の人にはそれだけでハードル高いですよね(笑)
でも免疫力UPの為に、
この機会に本気で腸内環境の改善に
取り組んでくださいませ。
そしていわゆる、自己免疫疾患と呼ばれる
これらの疾患は身体の正しいシグナルであって
必ず何かしらの原因があるはずなのです。
例えば隠れた感染や炎症、化学物質、重金属汚染。
こんなのがあれば最初に消すこと!
これらがあると免疫が抑制され、
自然な免疫寛容が起こらなくなるのが問題らしい。
更に炎症や重金属汚染があると
ミトコンドリア機能も低下するんです。
色々とややこしいですね。
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と、私が所属している
臨床分子栄養医学研究会の
宮澤先生がよく言っています。
原因を除去せずいつまでも高すぎる免疫状態を
続けてしまうことでセンサーがアホになり、
関節や皮膚、腸を攻撃してしまうのだと。
関節に出ればリウマチ、
皮膚に出ればアトピーや掌蹠膿疱症、
腸に出れば潰瘍性大腸炎です。
だから取り急ぎ原因を除去する事が大事なんです。
そしてこれらの疾患治療によく使用される
ステロイドは一時的な使用はOKだけど
長期使用すると免疫の抑制がかかったり、
副腎機能の抑制につながります。
そしてステロイドのフィードバックにより
副腎が萎縮するという負のスパイラルへ!
副腎には炎症を抑える仕事もあるので
副腎が萎縮したり疲弊していれば
免疫の正常化がしにくい上に、
炎症が抑えられないということになるのね。
改めてステロイドは怖いと思うわぁ・・・
改善のアプローチは免疫の正常化に他なりません!
まずは感染、炎症の除去でこれは
腸内環境改善、上咽頭炎や虫歯&歯周病など。
デトックスやファスティング、
免疫のバランスを整えるビタミンDや炎症、
過剰な免疫を抑える為の食事の見直し、
免疫細胞のミトコンドリアの機能UP。
ミトコンドリアは細胞の中にいる
私たちの生命エネルギーを産生してくれるものです。
活動するのに必要な栄養素は
ビタミンB6やナイアシンをはじめ
マグネシウム、亜鉛などのミネラルや
補酵素など様々です。
ですから私はサプリも摂ることもあるけど基本はコレ。
・バランス食を意識する
・ミトコンドリアは筋肉に多く酸素を必要とするので
早歩きのお散歩をする
ちなみにビタミンDは骨の生成のビタミン
といったイメージの方が強いですが
免疫のバランスを取るという仕事をします。
最近、爆発的にコロナの罹患者が増えていますね。
インフルエンザの同時流行もあるのかないのか・・・
心配なところです。
攻めの防御でビタミンDサプリを摂ってもいいと思います。
2020年10月27日付けの
「Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism」
に掲載された実験結果でこんな結果が。
それより先の2020年3月に
新型コロナで入院した216人の患者さんで
ビタミンDの血中量を検査した結果、
10人中8人が臨床的に欠乏していることが判ったと発表。
その後の対照実験で先の216人の感染者と同じ地域に住む
年齢と性別も近い条件の197人で検証してみたら
47%の人がビタミンD欠乏症だったいう結果。
コロナ入院患者の10人中8人がD欠乏症・・・
同じ地域の予備軍たち。
これは日光の暴露の少ない地域とか
要因があるのかもしれないですね。
ビタミンDは日光浴の紫外線で
皮膚からの合成もできるけど冬になるこの時期は
あまり期待できないのでサプリがいいと思う理由です。
ビタミンDを摂る時はマグネシウムをお忘れなく。
ビタミンDが活性化するの為には、
マグネシウムが必要だから。
私はコロナが流行りだしてから
この2つはサプリで摂っています。
◆ビタミンD3: 2,000 IU/日
(飲み始めの2週間は5,000IU/日)
California Gold Nutrition, ビタミンD3
◆マグネシウム: 400mg/日
※マグネシウムは胃腸の弱い方には
パウダータイプをお勧めしています
他にビタミンCは風邪に効くなんて聞きますが
免疫細胞である白血球がビタミンCを使うから。
私は1回1,000mgを食事と食事の合間と
寝る前に飲んでいます。
食事内容によってビタミンC摂取量が少ない時は
更に追加します!
お腹が緩くなる人は丁度良い加減に人体実験してくださいね。
それから亜鉛、セレンといったミネラルも
コロナ対策にサプリで摂っています。
と、まぁこんな風にやれることは沢山あります。
これは花粉症なんかにも適応ですよ。
今からトライしてコロナ&インフル対策、
そしてついでに春に症状を出さない、
または軽症で済むように出来たらいいですよね。
◆まとめ
・自己免疫疾患を抱える方は
自分のカラダがシグナルを出してくれている!
と理解して原因除去に努めましょう!
・免疫向上のためにこれからの時期
ビタミンDとマグネシウムのサプリがおすすめ
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