2021年2月26日
老け感と体調不良に悩む女性の
思考とカラダと見た目年齢を巻き戻す
栄養&美容コーチ 榎戸なおみです。
LINE公式アカウントを
何年も前から持っていたのですが使っていませんでした。
エステティシャンやセラピストの方、
栄養と美容に興味のある方に向けて
使える情報をボチボチと配信していきたいと
思いますので良かったらお友達に加えてください。
コレステロールについて質問を受けたので
備忘のために書いておきます。
私と年齢が近い方からのご相談は
大体が「コレステロール値が高かった!」
です(笑)
世間的には『悪玉コレステロール』と
呼ばれているのがLDLコレステロール。
一方、善玉コレステロールと呼ばれているのが
HDLコレステロールです。
だけど私のように副腎疲労症候群をやってる人や
小食の人、肝機能が落ちている人は
LDLの数値が低い方が問題なんですよ~
LDLコレステロールは肝臓でその80%が作られます。
合成されたLDLは色んな細胞に届けられ、
それぞれの細胞でカラダに必要な色んなものを作る。
細胞でLDLを使い終わったカスが
HDLコレステロールです。
なのでLDLは全く「悪」ではありません。
もの凄く重要なものなのですぞ。
だから低値になると
健康にも美容にも悪影響を及ぼします。
LDLコレステロールが合成しているものと
不足すると起きる症状を簡単に明記します。
●細胞膜
・細胞膜が脆弱だと細胞にうまく命令を送れない
・お肌が荒れる
●女性ホルモン
・月経不順
・不妊症
・性欲低下
・骨粗しょう症
●CoQ10
・ミトコンドリアが回せずエネルギー不足
・活性酸素を除去できない
・しみ、しわ、くすみ、たるみ増加
●ビタミンD(前駆体)
・免疫力低下
・骨粗しょう症
・アレルギー発現
・遺伝子が動かない
●胆汁
※胆汁不足は脂溶性ビタミンが使えないということ
・細胞分化ができない(VA)
・脂っこいものが苦手(VA)
・肌に艶がない、カサカサ(VA)
・細胞膜の酸化(VE)
などなど。
これを見ただけでもかなりのお仕事量です。
だからLDLが少ないということは
カラダにとっては危機的状況なのね。
また、美容目線で見てもマズイ!
肌荒れ、乾燥、髪の毛が育たない、
艶が出ない、しみ、しわ、くすみ、たるみ
と、老化まっしぐらです。
◆LDLコレステロールが低くなる原因
☑ 食事が少ない栄養不足
☑ 肝機能低下
☑ 甲状腺機能亢進症
☑ 低タンパク
☑ 胃酸不足
☑ 副腎疲労
など。
特に脂肪肝で解毒が苦手とか
お酒が好きだったりと肝臓が忙しい人は
休刊日をちゃんと設けてね。
50歳前後の閉経を境に女性ホルモンの
エストロゲンの減少により
LDLコレステロールが上がってきます。
病院で高いと血栓ができるとか
脳溢血になるとか脅されるから
「数値が高い=病気」
と思っていませんか?
LDLコレステロールが高い、
というだけでは病気ではありません。
これに伴って高くなるホモシステインが問題。
◆ホモシステインとは?
血中に存在する必須アミノ酸の一種で
メチオニンという必須アミノ酸の中間代謝産物です。
美白でよく聞くシステインも皮膚形成のために
この代謝の過程で産生されますよ。
さて、ホモシステインが過剰にできると
何が問題なのか?というと・・・
このホモシステインは作られても
どんどん代謝されてしまえば問題ないのだけど
高ホモ状態だと動脈硬化とか血栓の原因となるのです。
血中が高ホモ状態になると
LDLコレステロールと結合
↓
マクロファージが食べにきて血管内に沈着
↓
動脈硬化になる
因みに、血栓となるコレステロールのプラークを
せっせと回収するのがHDLコレステロールで
「善玉」と呼ばれた要因です。
さらに!
動脈硬化になるということは
発症前からコラーゲンが硬くなっているはずです。
だからお肌もゴワつきがあったり
ハリがなくなったり、シワ、たるみが出ているはず。
年齢に対して老け感が強い人は目安になりますね。
ホモシステインを代謝させるのに必要な栄養素は
葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6。
要はB群が不足している人。
特に葉酸が重要です。
葉酸の推奨摂取量
18歳以上 240㎍/日
妊娠している方 400㎍/日
葉酸を多く含む野菜たち(ゆでた場合)
ブロッコリー200g ほうれん草220g アスパラガス130g
葉酸は食品から摂るってなかなか大変で
水に溶けやすい上に熱や光にも弱い・・・
不足している間はサプリがいいかもしれないですね。
それからビタミンBは腸内でも合成されるので
腸内環境は改善させておきましょう!
◆LDLコレステロールが高くなる原因
☑ エネルギー過多
☑ ストレス過多
☑ 運動不足
☑ 飽和脂肪酸の摂り過ぎ
☑ 甲状腺機能低下
☑ 腎臓病
☑ 糖尿病
☑ 閉経(ホモシステインも上昇)
対策としては
当たり前のようにバランスのとれた食事と
運動とストレス軽減が重要だということです。
これが出来なかったから
LDLコレステロールが上昇し、
女性なら閉経とともに更に加速したわけですからね。
どうしても下がらない場合は
中性脂肪と共にDLDを下げる
ナイアシン(ビタミンB3)をサプリで摂るのが早い。
フラッシュという血管拡張の
反応が出る場合もあるけど基本的に安全です。
家族性の体質遺伝があるようで両親が高いと
あんまり効かないみたいなんだけどね。
★病気が疑われる、気になる場合は
何はさておき病院での検査をしましょう!
検査の結果、「様子をみましょう!」
なら栄養療法が効いてくることが多いのが
コレステロールです。
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